iPhone 13 miniを使い始めて2年が経ち、もともと持ちが悪いバッテリー※が劣化により、最近は1日3回充電以上充電することも多々。
※コンパクトサイズ故、容量が小さいです。 iPhone13 3,227mAh / iPhone13mini 2,406mAh・・・13に比べて74%の容量しかありません。
購入当初は、バッテリー交換はせずに、新しいiPhoneのminiシリーズに機種変更する予定でしたが、まさかのminiシリーズが13を最後になくなってしまい、どうしようか迷ったのですが、ノーマルサイズのiPhoneはポケットに入れた時の存在感をどうしても受け入れられず、バッテリー交換をすることにしました。
結論から申し上げると、バッテリーの持ちはもちろん改善しましたが、それ以上に処理能力が元に戻って?サクサク動くようになりました。
1、iPhoneのバッテリー交換の方法・金額・日数
iPhoneのバッテリー交換を行う方法ですが、まずApple Careなどの保険を利用する場合と、自費で交換する場合の2種類があります。
この記事では自費で交換するケースについて説明していきます。
自費の場合は、交換方法として大きく4つあります。
①Apple Storeで交換
今回私が利用した方法です。
アップル社の公式サービスですので、ここで交換すれば間違いなしです。
交換の際は、予めWEBサイト又は「Appleサポート」アプリにて予約が必要です。
なお、お近くにApple Storeがない方、又は多忙の方でも配送修理サービスがありますので、誰でも公式修理サービスを受けることができます。
(ただし、iPhoneを数日間預けることになるので、代替機の用意が必要です。)
交換料金はiPhoneのシリーズによって異なり、次のとおりです。(2024年12月時点)
持ち込みの場合、修理当日にクレジットカード又は現金で交換料金を支払います。
後述しますが、私の場合は端末を預けて1時間でバッテリー交換が完了し、引き取りすることができました。(データもそのまま)
また、Apple Storeでは、修理後保証(90日間)がありますので、交換後の不具合にも安心です。
多少高くても安心を求める方は、Apple Store又は正規サービスプロバイダをおすすめします。
②正規サービスプロバイダで交換
現在、「カメラのキタムラ」「ビックカメラ」「クイックガレージ」の3社がApple社認定の正規サービスプロバイダとして、Apple Storeと同等の修理サービスを実施しております。
交換部品ももちろん正規品で料金も同じなので、Apple Storeでバッテリー交換するのと何も変わらないです。
(90日間の修理後保証もつきます。)
Apple Storeよりも格段に店舗数が多いので、多くの方にとって利用しやすい方法だと思います。
予約もAppleのWEBサイトから可能です。
留意すべきポイントとしては、初期化されてデータがなくなる可能性がApple Storeよりも高いみたいです。(あくまでネット情報)
ただし、Apple Storeであっても、データが消えるリスクがあり、それを承諾する必要がありますので、しっかりバックアップを取っておけば問題はありません。
③非正規の修理業者で交換
前述の①②はメーカー修理になりますが、こちらは非正規の修理業者による非正規のバッテリーを利用した修理方法です。
街中で店舗を見たことがある方も多いと思います。
メリットとしては、料金が安い・早い(最短数十分)・データのバックアップなどの準備を強制されない…等です。
※修理の過程でデータが消える可能性はもちろんあります。
デメリットとしては、非正規部品を利用するため、iPhoneに履歴が交換履歴が残ってしまう。
それによって、Apple Store等での正規サービスを受けられなくなる可能性がある。
Apple Care等の保証サービスの対象外になってしまう等です。
(なお、以前は、非正規バッテリーに交換するとiPhoneの設定からバッテリーの劣化状況(容量)が見れなかったのですが、iOS18.1以降見れるようになりました。)
ちなみに、私が調べたところ、非正規でのiPhone13miniのバッテリー交換は9,000円前後でした。
正規が14,500円ですので、3分の2程度安いです。
(私はこの差なら、と思い安心をとりました。)
④自分で交換(DIY)
あまりオススメはできませんが、iPhoneのバッテリーは自分で交換することも可能です。
TVリモコンの乾電池を交換するのとは訳が違い、難易度は高く、修理の過程で壊してしまう可能性もあるので、それなりの覚悟が必要です。
ただし、この方法がダントツで安上がりです。
もちろん非正規のバッテリーですので、金額・質も様々ですが、レビュー数が多めの安心できそうなものでも、2,000円程度で購入可能です。
IFIXITという、iPhoneのパーツ交換方法について詳しく説明しているサイトもあるので、勇気のある方はチャレンジしてみてください。(自己責任でお願いします。)
2、実際にApple Storeで交換した際の流れ
修理日の3日前にAppleのWEBサイトから予約を行いました。
なお、修理日は土曜日でしたが、お昼過ぎからなら予約可能でした。
↓WEBサイトの修理受付ページ(PC画面。もちろんスマホからも可)
予約完了時に、予約情報をWalletに追加できました。
修理当日、予約時間の5分前にApple Storeに到着。
入口でスタッフの方に、バッテリー交換で予約している旨を伝えると、QRコードの提示を求められましたので、Walletに入っている予約情報をお見せしました。
テーブルを案内され、3分程度で担当の方がやってきました。
まず、iPhoneの診断を行いました。
(一応、事前に行っていたのですが、店舗で再度行いました。実施済の旨を伝えれば、する必要はなかったかもしれません。)
その後に、修理に出すiPhoneの状態や準備作業の実施状況の確認を行い、注意事項などの説明を受けます。
なお、修理前に次の作業が必須ですので、お忘れなく。
・icloudまたはPC等にバックアップ
・SUICA/PASMOを削除(サーバーに退避)
・LINEアカウントを移行モードに
・iPhoneを探すをオフ
私はiPhoneを探すがオフになっていませんでしたので、その場でオフにしました。
バッテリー交換前↓↓ バッテリー容量は81%。
無事に修理できる状態になりましたので、担当の方にiPhoneを預けます。
入店してから、ここまで15分程。
修理は、1時間で完了するとのことで、一旦お店を出ました。
1時間後に再来店。
入口のスタッフの方に受け取りの旨を伝えると、すぐに修理担当の方が来ていただき、iPhoneの状態を一緒に確認します。
問題がないことを確認して、この場でお支払い。
もちろんカード決済(Apple Pay)可能です。
そして、1時間ぶりにiPhoneが私の手元に!
バッテリー容量は…見事100%に戻りました~!!
データも消えず、外装も綺麗です。
私のiPhoneはガラスフィルムが貼られていたのですが、少しだけひびが増えていましたが、正直バリバリになって剝がされるかと思っていたので、丁寧な作業に感謝です。
(もちろん、ガラスフィルムがダメになるリスクがあることは注意事項として説明されております。)
私のは元々ヒビが入っていたのですが、綺麗なガラスフィルムなら場合によっては無傷で施工してくれるかもしれません。
3、バッテリー交換で性能復活!?
バッテリー交換後、驚いたのが、処理速度がアップしてサクサク動作するようになりました。
逆に交換前は、古いとはいえ未だに性能としては悪くないiPhone13miniにもかかわらず、safariの操作でももたつくようになっており、バッテリー容量低下によって制御が入っているのかな??なんて思ったり。
気になったので、試しにバッテリー交換前と交換後にAntutuでスコアを計測してみました。
バッテリー交換前
バッテリー交換後
めっちゃ変わりました( ゚Д゚)
以前、Appleが公式にバッテリー劣化による過剰な制御を認めて、アップデートにより改善したことが記憶にありましたが、また制御が増えつつあるのでしょうか?
交換前・交換後のベンチマークスコアを並べたものです。
CPU・GPUの改善率が結構すごいですね。
バッテリーが結構劣化していて、以前と比べてもたつくようになったと感じている方は、バッテリー交換すると快適に利用できるかもしれません。
4、まとめ
今回、バッテリー交換をして、充電回数も減りましたし、動作もサクサクになって、とても満足しています。
iPhoneの価格も年々上昇しており、コスパ的にも、バッテリー交換をして長く使用するのはオススメです。
また、今回私はApple Storeで交換しましたが、リセールバリューや保証を考えずに長く使う予定であれば、非正規業者での交換も大いにありだと思います。
チャレンジャーな方はご自身で交換するのも、面白いかもしれません!
最後までお読みいただきありがとうございました♪