
先日、昔から行きたかったペリト・モレノ氷河を訪れてきました。
想像以上の迫力に圧巻され、素敵な大自然に癒され、最高の時間を過ごすことができました。
この記事では、ペリト・モレノ氷河の行き方や費用、現地での食事等についてご紹介させていただきます!(2025年1月の情報です。)
1、ペリトモレノ氷河(Glaciar Perito Moreno)とは
アルゼンチンの南、パタゴニア地方に位置するロス・グラシアレス公園内にあります。
パタゴニアには、300以上の氷河が存在すると言われており、南パタゴニア氷原(Hielo Sur)と北パタゴニア(Hielo Norte)に分かれますが、ペリトモレノ氷河は南パタゴニア氷原に含まれます。
パタゴニアはには、更に大きな氷河がいくつも存在していますが、本格的なトレッキングが必要なところが多いため、気軽にアクセスできる大きな氷河としてペリトモレノ氷河は大変人気があります。
地理と環境
ペリト・モレノ氷河は、アルゼンチン南部のサンタクルス州に位置し、ロス・グラシアレス国立公園の一部を成しています。この地域はパタゴニア・アンデス山脈の東側にあり、国立公園内には47の氷河が存在します。その中でもペリト・モレノ氷河は特に有名で、アルヘンティーノ湖に向かって流れています。
- 起点:南パタゴニア氷原(Hielo Sur)に属し、標高約1,500mの地点から流れ出す。
- 終点:アルヘンティーノ湖に達し、一部が湖にせり出して崩落。
- 気候:冷涼で風が強く、年間を通して氷河の活動が活発。
- 水系:氷河からの融解水は、サンタクルス川を通じて大西洋へ流れる。
歴史
ペリト・モレノ氷河の名称は、19世紀にこの地域の探検を行ったフランシスコ・モレノ(通称ペリト・モレノ)にちなんで名付けられました。彼はアルゼンチンの地理学者であり、パタゴニアの領土確定に大きく貢献しました。氷河自体は数千年前から形成されており、現在も変わらぬ規模を維持しながら前進し続けています。
世界遺産登録
ペリト・モレノ氷河を含むロス・グラシアレス国立公園は、1981年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。登録理由としては、
- 広大な氷河群と独特な生態系
- 氷河の前進と崩落が繰り返される動的な自然現象
- 周囲の豊かな動植物相(グアナコ、コンドル、フラミンゴなど)
が挙げられます。
周辺情報とアクセス
ペリト・モレノ氷河への玄関口となるのが、アルゼンチン・サンタクルス州の町 エル・カラファテ です。
- エル・カラファテからの距離:約80km(車で約1時間半)
- 最寄りの空港:エル・カラファテ国際空港(FTE)
- 移動手段:
- バスツアー…今回私が利用した方法です。大多数がこの方法を利用していると思います。
- レンタカー…エルカラファテ空港と市内にレンタカー店があります。道も良く、交通量も少ないので、レンタカーもありだと思います。
- タクシーやプライベートツアー
- バスのみ…ガイドなしのバスもエルカラファテのバスターミナルなどから運行しています。価格は、場合によってはツアーバスの方が安いかもしれません。主に、Marga TaqsaとCALTURという会社が運行しています。busbudでもチケット購入可能です。
ペリト・モレノ氷河の特徴
- 前進する氷河:多くの氷河が縮小する中、ペリト・モレノ氷河は年間約2mずつ前進を続けています。
- 規模:全長約30km、幅約5km、高さ約60mにも及びます。
- 崩落現象:氷河の先端がアルヘンティーノ湖にせり出し、ダイナミックに崩れ落ちる様子は圧巻です。
- アクセスの良さ:エル・カラファテの町から車で約1時間半と、比較的訪れやすい立地にあります。
観光の楽しみ方
- 展望台からの観賞
国立公園内の遊歩道や展望台から、氷河の壮大な景色を楽しむことができます。 - ボートツアー
湖上から間近に氷河を観察し、氷の美しい青色や迫力満点の崩落を目の当たりにできます。 - 氷河トレッキング
専門ガイドと共に氷河の上を歩くツアーも人気。アイゼン(滑り止めの装備)をつけて、氷の世界を冒険できます。
私は、ボートやトレッキングのオプションは付けずに、遊歩道からの鑑賞のみを行いました。
ボートは崩れた氷河に巻き込まれるのを防ぐため、意外と近づけないので、遊歩道からの方が迫力があるということ、遊歩道だけでも4時間くらいは時間がかかるため、ボートに乗るとゆっくりできないとの情報があったためです。
私は遊歩道だけで正解でしたが、遊歩道はほどほどで良い、別の視点で見てみたいって方には、ボートも良い選択だと思います!
2、必要な費用
私がペリトモレノ氷河観光で掛かった費用についてご紹介いたします。
バスツアーが結構安く取れたので、価格を抑えることができました。
②の入場料ですが、国立公園の入園料としては結構高めですが、年々値上がりしていますので、更に高くなる可能性があります。ちなみに、入園料は、事前にネットで支払う方法と当日現地(バスが料金所に停車する。)で支払う方法があります。どちらもクレジットカードに対応していますが、事前にネットで支払う方が楽なのでおススメです。
③の食費(昼食代)ですが、これは少し失敗しました。
遊歩道入り口には、売店があるのですが、ホットミールはなく、サンドウィッチ類の販売なのですが、サンドウィッチ1個とコーヒーで約3,000円です。
エルカラファテ市内で買って持参すれば大きな節約になると思います。
④ボート代等ですが、私は今回、遊歩道だけを楽しみましたので、特にかかっておりません。
なお、当日申込でもボートに乗船することも可能です。
3、行き方(エルカラファテからバスツアーを利用)
今回私は、事前にベルトラで現地ツアー会社「PATAGONIA DREAMS」のバスツアーを予約し、利用いたしました。
エルカラファテ市内のホテルピックアップで、バス内のみガイド付き、現地では自由行動で、夕方に帰路に就くプランです。
価格は約1万円/人でした。
事前に予約をしていなくても、エルカラファテ中心地には多くの旅行会社があり、そこでも申し込みが可能です。
私が利用したPATAGONIA DREAMSの店舗もありました。
なお、エルカラファテ市内からペリトモレノ氷河までは約2時間・80kmの移動です。
途中からはワインディングロードですので、車酔いする方は、酔い止めを持参した方が良いかもしれません。(エルカラファテ市内の薬局でも買えます。)
4、訪問レビュー
10:00に宿泊ホテルまで迎えに来てくれることになっています。
朝のエルカラファテは、様々な旅行会社のバスがピックアップのために、せわしなく走っています。
私のバスは約30分遅れで到着!(ちゃんと来て良かった~)
大型バス、めっちゃでかいです。
とても綺麗なバスです。USBポートもあり、充電可能でした。
この後もいくつかのピックアップ場所をまわり、満席になりました。
ペリトモレノ氷河までは約2時間。
ガイドさんが同乗しており、道中では英語とスペイン語でペリトモレノ氷河・エルカラファテの説明をしてくれます。
街を出るとすぐに、大きな草原が。
エルカラファテは乾燥したステップ気候で、周辺はひらすらこのような景色が広がっております。
右の車窓にはエルカラファテの街も面する、アルヘンティーナ湖(Lago Argentino)が見えます。
この湖は、ペリトモレノ氷河の下流に位置し、氷河の流れ着く先です。(私が訪れた夏は、エルカラファテからは流氷は見えませんでしたが、冬場は見えるのでしょうか。)
40分ほどで山道に入り、標高をあげていきます。
それから20分ほど、出発して1時間ほどでロス・グラシアレス公園の入り口に一時停車です。
こちらで、入園料の支払い(私は事前にネットで支払ったのでバスで待機)を行います。
7割くらいは私と同じく事前に支払いを済ませていた様に思います。
ちなみに、入園チケットの購入は「Parqued nacionales de Argentina」から可能です。
支払い後にメールで届いたPDFを見せる準備をしていましたが、それは必要ありませんでした。
どうやら、乗客名簿と事前支払済の乗客を照合しているみたいです。
国立公園に入って10分程で、ペリトモレノ氷河が見える展望台に寄りました。
お世話になったバス。日本では珍しいメルセデス・ベンツ製。
展望台。結構立派です。
氷河!!!
めっちゃ綺麗に見えました!!
10分くらい展望台で停車して、出発。
それから30分程で、まずはボート乗り場に到着です。
ここで9割ほどが下車しました。
ちなみに、ここからも歩けますが、メインの遊歩道まで1時間半ほどかかるので、全ての遊歩道をコンプリートしたい方以外は、次のストップで下車することをおススメします。
13時前に到着。17:00に再集合とのことでした。
写真の建物は、売店(サンドウィッチ・カフェ・お土産)・トイレが入っています。
遊歩道の入り口にはマップがあります。
「Usted está aqui」と書かれたところが、下車した場所です。
右下の青いラインの最下部が、さっき停まったボート乗り場。
今回は、青いライン以外の遊歩道を歩きました。
(ゆっくり歩いて、3時間ほどでした。黄色⇒赤⇒緑の順で回りました。)
まずは、お昼ご飯を食べることにしました。
先ほどの建物にある売店でサンドウィッチとコーヒーを購入。
並んでますが、進みはスムーズでした。
人気観光地だけあって、良い値段します。
一番安いハムとチーズのサンドウィッチが12,500ペソ(1,800円くらい)。
これで6,000円。(高い…笑)
ボリュームが結構あるので、1つのサンドウィッチを2人で食べるくらいが丁度いいかも。
というより、事前にエルカラファテの街で買ってくるのがオススメ。
私は、ホットミールが食べたくて持参しませんでしたが、売店ではサンドウィッチしか売ってませんでした(*‘∀‘)
ちなみに、エルカラファテには大きいスーパーがいくつかありますよ。
(LA ANONIMAというスーパーが一番大きくてオススメです。)
お昼はテラス席で食べたのですが、かなり大きい鳥が来賓。
南米が生息地の「カンムリカラカラ(愛称:Carancho)」というハヤブサ科の鳥みたいです。
近くの人がサンドウィッチあげようとして、スタッフに注意されていました。笑
このような看板もありました。
なお、私は見れませんでしたが、パタゴニアキツネにも会えるみたいです。
昼食を食べて、いざ出陣。
遊歩道はこんな感じで、かなり綺麗に整備されています。
普通のスニーカーで全く問題なしです。
すごい迫力。
氷が崩落して、湖に落下するときに轟音がするのですが、今回は中規模のものが2回、小規模のものが複数回聞くことができました。
大規模な落下は、なかなか見れないようです。(今回は夏場ですが、冬場は尚更難しいみたい。)
有料の撮影サービスもやってました。
アルゼンチンの国旗がとてもいい感じです。
かなり奥まで連なっています。
赤のコースへ。
かなり近くから見ることができました。
ボートより近いかも??
その後、緑のコースを通って、最初の場所(集合場所)へ。
1時間くらい時間が余ったので、展望台のチェアに座って、ゆっくりしてました。
ちなみに、緑のコースは、森林コースなので、氷河は見えなかったです。
定刻17:00にバスは出発。19時前にエルカラファテの街に到着しました。(ホテルまで送ってくれますが、街中で下車することもできます。)
今回利用したPATAGONIA DREAMSですが、ガイドさんは親切丁寧、バスも綺麗でとても良かったです。
5、まとめ
ペリトモレノ氷河は、日本から遠く訪れるまでに時間とコストがかかりますが、現実とは思えない圧倒的巨大な氷河に感動すること間違いなしです。
もし検討されているのであれば、訪れることを強くオススメします!
私は今回、バスツアーを利用しましたが、グループ旅行であればレンタカーを借りるのも、良い思い出になると思います。
最後まで見ていただき、ありがとうございました☺