ポルトガル・リスボンは、公共交通機関が充実しており、観光用のチケットも豊富にあります。
そして、ほとんどの観光客が1日乗車券を買うことになると思います。
ただし、公共交通機関とチケットが充実しているがために、何を買ったら良いのかよく分からなくなるかもしれません。
私は券売機で誤ったチケットを買ってしまい、2倍のお金を払うことになってしまいました…(;’∀’)笑
今回は、私の失敗も踏まえて、リスボンの公共交通機関と1日乗車券についてお伝えいたします!
1、リスボンの公共交通機関について
リスボンには次の種類の公共交通機関があります。
①電車(CP, Fertagus = Urban Train)
CP(Comboios de Portugal:ポルトガル鉄道)とFertagus(フェルタグス)の2つの鉄道会社があり、こちらはリスボンと郊外を結ぶ電車になります。
リスボン市内のみを観光する際は、使う必要はほとんどないです。
ただ、電車を利用すれば、郊外のSintraやCascaisなどに気軽に行くことができるので、その際は電車が利用できる1日乗車券がオススメです。
②地下鉄(Metro)
こちらはリスボン市内を走る地下鉄です。
Metroの赤い標識が目印です。
4路線あり、空港とリスボン中心地も結んでいます。
1回乗車のシングルチケットは、€1.80ですが、改札通過後60分以内に乗ったバス・トラムは無料になります。
一般的な1日乗車券には地下鉄も含まれています。
③トラム(Tram)
リスボン市内を走る路面電車です。
市内の観光ではトラムとバスを多く利用するかと思います。
なお、トラム・バス・フニクラはCarris(Companhia Carris de Ferro de Lisboa)という会社が運行しており、3つの公共交通機関を総称してCarrisと書かれていたりします。
旧市街の急坂で細い道を走るトラムの姿は圧巻です。
トラムは1回券(車内で購入)だと€3するので、かなり割高になります。
2回以上トラムを利用する場合は、1日乗車券を購入するのが良いと思います。
④バス(Bus)
リスボン市内はバスが縦横無尽に走っています。
トラムよりもバスの方が本数が多く、混雑も少ないと思います。
1回券は地下鉄同様€1.80で、乗車から60分以内であれば、バスの乗り換えと地下鉄1回乗車が無料になります。
写真のような連結バスも走っています。
バスもトラム同様、Carrisと書かれていたりします。
⑤ケーブルカー(Funicular)
ケーブルカーはフニクラ(Funicular)と呼ばれ、リスボン観光の一つの目玉となっています。
リスボンは本当に坂が多い町で、人が歩くのも精いっぱいの急坂をこれがあれば、楽ちんです。
そんなアトラクション要素があるフニクラですが、こちらも1日乗車券で乗ることができます。
こちらは公共交通機関では一番料金が高く、1回券だと€3.80ですので、1日乗車券は必須です!
⑥フェリー(Transtejo)
By Xuaxo – Own work, CC BY-SA 3.0, Linkリスボンと対岸のエリアなどを結ぶ公共フェリーです。
次の5つのルートがあります。
・Cais do Sodre(リスボン) – Cacilhas
・Cais do Sodre – Seixal
・Cais do Sodre – Montijo
・Belem – Porto Brandao -Trafaria
・Terreiro do Paco – Barreiro
Cacilhasまでのフェリーは、1回券で€1.50です。
⑦番外編 サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)
リスボン観光でほとんどの人が訪れるであろう、サンタ・ジュスタのリフトですが、何とこちらも地下鉄・トラム等に乗れる1日乗車券が利用可能です。
こちらは1回券で利用すると€5.30ですので、1日乗車券で乗れるのは、とても有難いですね!
2、1日乗車券について
1日乗車券には大きくリスボアカードとNaveganteの2つがあります。
リスボアカード(Lisboa Card)
リスボアカードは、公共交通機関乗り放題に加えて、ジュロニモス修道院などリスボンの観光名所へ無料で入場できる権利や様々な施設の割引特典がついています。
価格は、24時間券で€27、48時間で€44、72時間で€54です。
上記のWEBサイトで購入すると5%割引があります。
多数の観光施設へ入場をお考えの方は、こちらがオススメです。
乗車できる交通機関は、地下鉄・バス・トラム・フニクラ・サンタ・ジュスタのリフト・CPのリスボン~シントラ(Sintra)、カスカイス(Cascais)、アザンブジャ(Azambuja)間・Fertagusのリスボン~セトゥバル(Setúbal)間。
リスボン観光で必要な交通機関は全て利用可能です!
Navegante
Naveganteは、日本で言うSuicaなどの交通カードです。
Naveganteでは、対応する交通機関ごとに1日乗車券が用意されており、ご自身の移動に合ったものを購入可能です。
※注意!!
Naveganteは、CP(電車)の駅でも地下鉄の駅でも券売機で購入可能ですが、1日乗車券は種類によっては、どちらかでしか購入できません!
例:地下鉄・Carris・CPの1日乗車券⇒CPの駅でも地下鉄駅でも購入可能
地下鉄・Carrisのみの1日乗車券⇒CPの駅では購入不可!地下鉄駅のみ購入可能
(私は、CPの駅で誤ってCP(電車)にしか乗れない1日乗車券を買ってしまい、地下鉄・トラム・バス等に乗れる1日乗車券を買い直しました。。😢笑)
Naveganteの1日乗車券の種類と料金
※Carris=バス・トラム・フニクラ・サンタジュスタのリフトの全て
Naveganteがない場合は、発行料€0.5がかかります。
リスボアカードと比べて格段に安く、数回乗れば元を取れる非常に良心的な価格設定となっております。
リスボン市内観光であれば、「地下鉄・Carris」に乗車可能な、€6.80の1日乗車券で十分だと思います。
Naveganteの購入方法
CP・地下鉄の駅にある窓口・券売機で購入可能です。
前述しましたが、1日乗車券の種類によって、CP又は地下鉄の駅のいずれか一方でしか購入できません。
ただ、ほぼすべての方が地下鉄に乗れる乗車券を購入されるかと思いますので、地下鉄駅で買うことをオススメします。
↓CP駅の券売機
クレジットカードで購入可能です。
なお、決済をするとNaveganteカードがでてきますので、券売機の右下緑色部分に置いて、1日乗車券をカードにセットします。
券売機での購入方法は少し変わっているので、窓口で購入する方が安心かもしれません。
(私は券売機で購入して失敗し、買い直しは窓口で行いました。笑)
3、乗り方について
乗り方は難しくなく、Naveganteカードをタッチするだけです。
地下鉄の改札
バスのタッチ部分
CPの改札
4、まとめ
リスボンは公共交通機関が本当に充実していて、移動には全く困りませんでした!
特に、古いトラムとフニクラはアトラクション感覚でとても楽しかったです!
この記事が皆様のお役に立てると幸いです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!