ヴィエンチャンからウドーンターニーへの移動記 #タクシーで2時間・2,000円で行ける #国境まで路線バス、国境からはBOLTで行ってみた

ラオス・ルアンパバーンからヴィエンチャンまで高速鉄道で移動し、ヴィエンチャンから次の目的地であるタイ・ウドーンターニーまで路線バス・タクシー(LOCA・Bolt)を乗り継いで行きました。

当初は、ヴィエンチャンのTalat Sao(タラートサオ)バスターミナルから、ウドーンターニー行きの国際バスに乗る予定でしたが、丁度良い時間帯のバスがなかったのと、バスが結構古め…で、いろいろ調べたところ、タイ側国境のノンカーイからウドーンターニーまでは、タクシーでも2,000円程度で、しかも所要時間も1時間とバスより早いことがわかったので、この方法で移動してみました。

結果的には大成功で、2人以上の旅行者であれば、かなりオススメです。

なお、私は当初バスに乗る予定だったので、ヴィエンチャン高速鉄道駅からTalat Saoバスターミナルまで移動しましたが、もし今回ご紹介する方法で行くのであれば、ヴィエンチャン高速鉄道駅から直接タナレーンの国境までタクシー(LOCA)で移動する方が時間もお金も節約になります。

1、ヴィエンチャン高速鉄道駅からTalat Saoバスターミナルに向かう

ルアンパバーンからビエンチャンまでラオス中国高速鉄道で向かい、ヴィエンチャン駅に到着しました。
そこから、ウドーンターニー行きの国際バスが発着しているTalat Saoバスターミナルまで、LOCAアプリを使い移動します。

LOCAとは
ラオスでは、Uber/Grab/Boltは利用できず、代わりとなるのがLOCAというアプリです。
このアプリでは、タクシーサービスに加えて、QRコード決済も可能ですので、ラオス旅行の際は事前に入れておくことをオススメします。

インストールは↓↓

ヴィエンチャン駅前には、たくさんのLOCAドライバーが待機しており、すぐに車がつかまりました。
金額は、約23万キープ(1,500円)。(写真右のピックアップトラック、日産ナバラ)


Talat Saoバスターミナルまでの路線バスもあります。


なお、前述のとおり、タクシーを使って向かうつもりなら、Talat Saoバスターミナルに行く必要はなく、LOCAを使って直接タナレーンの国境に向かう方が良いです。
私が調べたところ、タクシー(LOCA)代も所要時間も、Talat Saoバスターミナルまでと変わりませんでした。

2、Talat Saoバスターミナルからタナレーン国境まで

ヴィエンチャン駅からLOCAで40分程移動し、Talat Saoバスターミナルに到着しました。
周辺で食事をしようと思いましたが、見当たらず…

本当は、ここのカオピアックを食べに行こうと思っていましたが、あまりの暑さと、スーツケースを連れて信号もままならない大きな道路を横断する必要があったことから断念。
美味しいみたいなので、時間と体力に余裕がある方は行ってみてください。

このときまでは、Talat Saoバスターミナルから出ているウドーンターニー行きの国際バスに乗る予定でした。
しかし、時間が悪く、次のバスが1時間以上先であったこと、加えて空腹と暑さで早くウドーンターニーのホテルに着きたい・・・との思いから、自力で国境越えをしてGrab/Boltでウドーンターニーへ向かうことを決めました。

左:ノンカーイ行きの時刻表(料金は55バーツ)
右:ウドーンターニー行きの時刻表(80バーツ)



さて、脱線してしまいましたが、タイとの国境であるタナレーンまでは、Talat Saoバスターミナルから路線バスを利用していくことができます。
チケットは、”みどりの窓口”の3番で購入します。


タナレーン行きは、Friendship Bridge行きのバスです。
6:30~18:00まで30分間隔で運行しており、料金は18,000キープ(120円)でした。


タナレーン(Friendship Bridge)行きのバス。
日本のODAで寄贈されたバスで、ヴィエンチャン市内では至る所で走っていました。
首都ビエンチャン市公共バス交通改善計画 | ODA見える化サイト(JICA)


かなり年期の入ったバスです。
一応、エアコンが効いていたような記憶があります。


途中、ビアラオの工場横を通過しました。


バスのサスペンションはご臨終しており、時折アトラクションかのような縦揺れで楽しんだり、景色を堪能し、快適な30分の乗車を経て、タナレーンのイミグレ前に到着しました。

なお、ヴィエンチャン駅を出発してからここまで2時間。
私は、Talat Saoバスターミナルに行ったり、お昼ご飯を食べようとしたりしたので、余計に時間がかかっていますが、ヴィエンチャン駅から直接車で来れば30分です。

3、ラオス・タイ国境の通過

イミグレの周辺には、ひっそりと免税店があるくらいで、あまり賑わってはいません。


イミグレは建物右側にあります。
私が訪れた時は、全く混んでいませんでしたので、ほんの2分程度で出国手続きが完了しました。
なお、ラオス出国の際は、手数料として1人1万キープ(70円)を支払う必要があります。


そのまままっすぐ進むと、メコン川対岸のタイ側イミグレに向かうためのバス乗り場があります。
右のチケット売り場で乗車券を購入します。
料金は、1人20,000キープ(140円)です。


タイ側イミグレ行きのバス(左下)


カジノもありました。


メコン川にかかるFirst Thai–Lao Friendship Bridgeを渡ります。
この橋は、オーストラリアの支援により1994年に作られたそうです。
また、タイは左側通行、ラオスは右側通行ですが、橋は左側通行となっています。
(橋のラオス側末端で右側通行に変わる。)


2階建てのバスで眺めはとてもいいです。
ただし、エアコンはほとんど効いておらず、かなりの暑さです。
橋に入る直前のゲートで10分程エンジンを切って停車していたので、蒸し風呂の様になっていました。


橋の真ん中で国旗が変わりました。


タイ側のイミグレに到着です。


国際バスとは違い少人数ですので、ささっと入国手続きが完了しました。

4、タイ国境(ノンカーイ)からウドーンターニーまで

タイに入国し、Boltを使い車を手配します。

車はすぐに捕まりました。
金額は450バーツ(約2,000円)です。

ちなみに、ノンカーイ(Nong Khai)のイミグレからウドーンターニー(Udon Thani)中心部のセントラル。プラザ(ショッピングモール)までは約1時間で到着です。

車はBYDの電気自動車。
静かでエアコンもかなり効いており、とても快適でした。


かなりスムーズに進み、予定よりも早くウドーンターニーに到着。
ここまで、ヴィエンチャン駅出発してから3時間20分。
Talat Saoバスターミナルまでの寄り道をしなければ、2時間弱で来れたと思います。


ヴィエンチャンからウドーンターニーへ国際バスで移動しようとすると、Talat Saoバスターミナルへの移動と待ち時間等で1時間&バス乗車時間が3時間の計4時間ほど掛かるので、我ながら良い移動ができたと思いました。

今回かかった費用は、
・ヴィエンチャン駅⇒Talat Saoバスターミナル(LOCA):23万キープ(1,500円)
・Talat Saoバスターミナル⇒タナレーン(路線バス):18,000キープ(120円)
・ラオス・タイ国境バス:2万キープ(140円)
・ノンカーイ⇒ウドーンターニー(BOLT):450バーツ(2,000円)


合計:3,760円(1人の場合)
2人の場合は2,010円、3人の場合は1,318円です。(1人当たり)


なお、ヴィエンチャン駅からタナレーン国境まで直接LOCAで行った場合も、ほぼ同額だと思います。
Talat Saoバスターミナル⇒ウドーンターニーの国際バスは80バーツ(360円)ですので、最安値ではありませんが、時間と快適さを買うコストとしては、かなり安いのではないでしょうか。

5、(番外編)ウドーンターニーのホテルは「Centara Udon」が超オススメ!

今回、ウドーンターニーで宿泊した「Centara Udon」が超良かったので、ご紹介します。

リーズナブルな価格


<画像:Trip.com>

4つ星のウドーンターニーを代表するホテルにも関わらず、1室5千円強から宿泊が可能です。

便利なロケーション

ウドーンターニーの中心に位置し、街の象徴ともいえるショッピングモール「Central Plaza」に隣接する形で当ホテルはあります。
ホテル玄関を出て、30秒でモール内に着くことが可能です。
暑いタイでは、空調が効いた涼しいショッピングモールが、すぐそばにあるのは大変有難いです。


ウドーンターニー空港までも車で20分弱ですので、飛行機利用の方にもオススメです。

綺麗なホテル内

ホテル内も非常に綺麗で豪華な作りでした。


壮大な吹き抜け。


客室(スーペリアキング)
豪華な作りで、掃除も行き届いていました。


14階のお部屋だったのですが、眺めが最高でした!

6、まとめ

少し変わった移動になりましたが、結果的には大成功でした!
私は途中でプランを変更したこともあり、Talat Saoバスターミナルへ寄りましたが、ヴィエンチャン駅から直接タナレーンの国境まで行けば、かなりスムーズで快適な移動ができると思います。

あと、これは場合によりますが、ヴィエンチャンからバンコク間の飛行機よりも、ウドーンターニーからバンコクの飛行機の方がかなり安く済みますので、タイ経由でラオスを訪れる予定の方は、こちらの移動方法を組み合わせていけば、安く、快適に、楽しく移動ができると思います。

バンコクからウドーンターニーまでの飛行機↓↓

最後まで見ていただき、ありがとうございました(^^♪